CS:GOトップ20プレイヤー2018 第1位に、Natus Vincereに所属しているs1mpleがランクインしました。

s1mpleは2014年初頭にCISの大会Voronezh CupにてWorldEditやB1ad3と共にHashTagというチームで出場しました。大会ではHellRaisers等のCISトップチームも出場していましたが2-0で破り、見事優勝を勝ち取ります。

初のオフライン大会にて結果を残したs1mpleは2014年9月にHellRaisersに加入します。加入して僅か2ヶ月でメジャー大会DreamHack Winter 2014 EU予選にて本戦出場権を獲得、本戦ではベスト8に入り自身初となるメジャー大会ではRating 1.11を記録しています。

2015年に入り、s1mpleは自身の配信にて放ったドイツ人に対しての問題発言の為、ESLが主催する大会のへの出場禁止の処罰を受けました。また、2015年に行われたメジャー大会は3つの内2つがESLが主催する大会であった為、HellRaisersはs1mpleをチームから解雇します。

s1mpleはHellRaisersから解雇された24時間後にはdAT Teamよりオファーを受けベテランプレイヤーB1ad3、WorldEditと再び再開した為、上記のような問題な発言はほぼ無くなりました。2月にはdAT TeamのメンバーでFlipSid3 Tacticsに加入し、様々な国際大会にて結果を残しますが、ESWC 2015を最後にチームから去ります。

2015年9月にはメジャー大会DreamHack Open Cluj-Napoca 2015の予選にてHellRaisersにスタンドインし、平均Rating1.28を記録しますがチームは9-12位といった結果で終了します。その後HellRaisersは再びs1mpleをチームに誘いますが、s1mpleはそれを拒否しました。

2016年1月にはNAのCSシーンに移動しLiquidに加入し、4月に行われたメジャー大会MLG Columbus 2016にて平均Rating 1.24を記録しベスト4、7月に行われたメジャー大会ESL One Cologne 2016にて準優勝と言った結果を残します。また、2016年2月にはESLの出場停止処分は解除されています。

しかし、s1mpleはホームシックと役割の問題のためLiquidのアクティブラインナップより降り、ヨーロッパでのプレイを希望します。

そして、2016年8月には現在加入しているCISトップチームNatus Vincereに加入します。加入して2ヶ月後にはESL One New York 2016で優勝、自身初となるMVPを獲得し、2016年のトッププレイヤー4位に選出されます。

2017年は上半期はいくつかの国際大会にてベスト4に入りますが、優勝を獲得する事はできず、更に7月に行われたメジャー大会PGL Major Krakow 2017ではRating 1.43を獲得しますがチームは12-14位といった結果で終了します。

2017年10月にはseizedに代わりelectronicが加入します。2017年12月に行われたDreamHack Open Winter 2017では優勝、s1mpleはRating 1.52を記録しMVPを獲得。2017年のトッププレイヤー7位に選出されます。


2018年に入り、s1mpleは16のオフライン大会に出場しました。



2018年のスタートであるメジャー大会ELEAGUE Major 2018ではNew Challengers StageにてRating 1.52を獲得、Champions Stageまで進出しベスト4といった結果を残し、次期メジャー大会の出場権を獲得します。

ELEAGUE Majorについてs1mpleは「この大会はelectronicと出場した初のビッグイベントです。正直私達より優勝するに値するチームがたくさんおり優勝する事は難しいと思っていました。私達は自分たちのゲームを見つけようとしましたが思ったより難しく、New Challengers Stageの段階で勝ち負けの大きな差がでました。しかし、この大会のおかげでelectronicには新しい役割が必要だと気づきました。」とコメントを残しています。

実際にelectronicは「サポートよりだったがアグレッシブなプレイをする事ができるようになった」と答えています

続けて行われたStarSeries i-League Season 4、DreamHack Masters Marseille 2018では優勝を逃し準優勝と言った結果で終了しますが、s1mpleはそれぞれの大会でRating 1.32、1.52といったスコアを記録しチームとしては準優勝ながらMVPを獲得します。大会についてs1mpleは「優勝できないことは本当に残念でした。個人の成績は優勝トロフィーに比べたら何でも無いです。」と明かしています。

5月~7月に行われた、StarSeries i-League Season 5、CAC 2018、ESL One Cologne 2018において3大会連続で優勝を成し遂げ、s1mpleは3大会連続MVPを獲得します。また、StarSeries i-League Season 5ではRating 1.40を記録しています。ESL One Cologne 2018では準決勝にてAstralisを破り、s1mpleはAstralisについて「Astralisは優れたチームワークを持っていますが、私達の個々のパフォーマンスはより優れていると思います。また、3大会連続で優勝を勝ち取った事により自身がつきました。」とコメントを残しています。


9月に行われたメジャー大会Faceit Major 2018では決勝にてAstralisに敗北し準優勝、しかしs1mple自身はRating 1.34を獲得しEVPを受賞しています。s1mpleはメジャー大会について「私達はAstralisに対しての不安を持っていたのを覚えています。なぜなら私達はAstralisに対して対策を練り準備ができているはずだと思っていたからです。」と語っています。

10月に行われたEPICENTER 2018では決勝にてFaZeに敗れ準優勝と言った結果で終了しますが、s1mpleはRating 1.45を記録しEVPに選出されています。また、s1mpleはEPICENTERについて「この大会に苛立ちを覚えているのを覚えています。当時FaZeは下降気味だと思っており、私達はこの大会にて優勝する可能性が最も高いと思っていました。しかし、私達は敗北した。メンタル的な面で負けていたと思います。」と明らかにしています。

11月に開催されたBLAST Pro Series Copenhagen 2018ではNiPを破り優勝、s1mpleはRating 1.43を記録しMVPに選出されています。

しかし、続いて行われたIEM Chicago 2018では16チーム中最下位といった結果で終了します。また、ESL Pro League Season 8 Finalsにおいても上位入賞を逃します。

s1mpleは当時の事について「私達はその結果について話し合い、スケジュールが詰まっているという結論に達しました。3つの大会が続くとブートキャンプはその分多くなります。私達には家族と過ごすリラックスした十分な時間がありませんでした。本当に疲れ切った。」と語っています。

そして、2018年最後の国際大会に行われたBLAST Pro Series Lisbon 2018では決勝にて再びAstralisに敗北し、準優勝といった結果で2018年の全てのスケジュールが終了します。

s1mpleが1位に選出された理由として、2018年に行われたビッグイベントにて平均Rating 1.34で全プレイヤーの中で圧倒的な1位、加えて1ラウンド当たりのキル87%、ダメージ率87.4、KDD+1107と様々な部門で1位を獲得した事が1位に選出された大きな理由と発表されています。

s1mpleは2018年の1位に選出された事に対して、「私のゴールは歴史の一部になる事です。私はまだ自分のピークに到達しておらず、より良いプレイができる事を確信しています。そして、よりCSに専念する必要があります。」とコメントを残しています。

TOP 20 PLAYERS OF 2018: S1MPLE (1)

3 コメント

  1. statsエグイ...
    他はわかるんだけどconsistencyって何なんでしょうか
    調べたら一貫性って意味らしいけど全然分からん

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    1. consistencyは記事中にある1年を通したスコアの画像の左から2番目にあるKASTと同じ意味だと思います。

      KASTは1ラウンド当たりのキル(Kill)、アシスト(Assist)、生存率(Survival)、トレードキル(Traded death)の頭文字を取った意味で、それぞれのパーセンテージを表した数値です。全てを合わせてラウンドの一貫性を表した数値らしいです。(間違っていたらすみません)

      ちなみにHLTVのスコアについては詳細はこちらに書いてありますのでその他気になった点はこちらへどうぞ。https://www.hltv.org/news/20695/introducing-rating-20

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    2. 丁寧にありがとうございます😊
      KASTのことだったんですね…
      ratingの基準に入ってるのになんでKAST書いてないんだろって思ってたんですがconsistencyってそのことだったんすね〜

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