Liquidに所属するELiGEが1年に1回開催されるDota 2の大会The InternationalとCS:GOのメジャー大会の違いについて述べたコメントがコミュニティで話題となっています。
The International at 18.4 million right now jesus man.. literally playing at ONE TI going out in quarters would give you MORE than what a majority of players have ever made from stickers in CSGO 😢— Jonathan Jablonowski (@EliGE) 2019年6月15日
ELiGEは自身のTwitterにて「The Internationalの賞金総額は19億円、BEST8に入るだけで殆どのCS:GOプレイヤーがこれまで得たステッカー収益より多く獲得できるでしょう。」とツイート、このツイートに対しコミュニティでは「CS:GOもView Passやステッカーカプセル等の収益を大会賞金に回して注目度を上げるべき」や「年2回のメジャー大会ではなく年1回でThe Internationalのような大会を開催するべき」等のコメントが話題となっています。
昨年行われたThe International 2018の賞金総額は2550万ドル、日本円に換算すると27.5億円となります。この額はCS:GOのメジャー大会の賞金総額が100万ドル(約1億円)に対し、約30倍の額になります。The International 2018とIEM Katowice 2019のの順位による賞金を比較すると以下のようになっています。
順位 | The International 2018 | IEM Katowice 2019 |
---|---|---|
1位 | $11,234,158 (約12億円) | $500,000 (約5300万円) |
2位 | $4,085,148 (約4.4億円) | $150,000 (約1600万円) |
3位 | $2,680,879 (約2.9億円) | $70,000 (約750万円) |
4位 | $1,787,252 (約1.9億円) | $35,000 (約380万円) |
5-6位 | $1,148,948 (約1.2億円) | $8,750 (約90万円) |
7-8位 | $638,304 (約7000万円) | $8,750 (約90万円) |
9-12位 | $382,983 (約4000万円) | $8,750 (約90万円) |
13-16位 | $127,661 (約1400万円) | $8,750 (約90万円) |
17-18位 | $63,830 (約700万円) | 賞金無し |
以上のように、IEM Katowice 2019の優勝賞金5300万円に対しThe International 2018の優勝賞金は12億円となっており、最下位の17-18位で約700万円、IEM Katowice 2019の3位とほぼ同額の賞金となっています。
また、この件に関し議論になっていたRedditのスレッドにELiGE本人が登場、以下のようにコメントを残しています。 *本文は長いので一部抜粋
「Dota 2の大会賞金とCS:GOのメジャー大会の賞金を比較した際、多くのプレイヤー"CS:GOはステッカーから収益を得ているから大丈夫"と言いDota 2の賞金並みにもらっていると信じています。
deviceはPGL Major 2017 Krakowにて4万ドル(約430万円)のステッカー収益を得たと聞きました。しかし、deviceが8回メジャー大会に出場しているからと言って4万ドル × 8 = 32万ドルを得ている訳ではありません。少なくとも私の経験ではケルンで行われたメジャー大会以降ステッカー収益は減少しています。
最後に私が言いたいのは、Dota 2のプレイヤーはたった1回大会に出ただけで人生を変えるほどのお金を受け取っているという事です。Astralisは昨年多くの大会で結果を残し約4億円を獲得しましたがThe International 2018ではベスト4に入ったチームが1度の大会でそれと同程度の賞金を獲得しています。」
関連記事 : Astralisは2018年の国際大会で10度優勝、今年の獲得賞金は4.1億円
加えて、ELiGEは「CSGOもDota2のようにメジャー大会の際に購入する事ができるアイテムを賞金のパーセンテージに追加する事ができるのではないか」とコメントし、コミュニティで話題となっています。
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