ジャーナリストとして知られるThorinの選ぶCSGO世界ランキングTOP10が発表されています。ランキングではBクラス、Aクラス、Sクラスの3つのTier毎に分け解説しています。
Thorin's CS:GO World Rankings - 12th July 2019
10位 - mousesports (Bクラス)





mousesportsは僅かな差でTOP10入り、DreamHack Tours 2019といったTier2の大会で優勝を獲得してもこのランキングに関係は無いですが、ESL Pro Leauge Season 9 FinalsにてBEST4、その他Tier1の国際大会にて上位入賞を獲得しています。また、karriganが以前在籍していたFaZeに何度か勝利し、mousesportsは新たなラインナップとなった新チームとして、結果を残していると思います。
9位 - G2 (Bクラス)





昨年10月に結成されたVitalityが様々な大会にて結果を残し、フランスのCSシーンを活気づけるきっかけとなりましたが、その陰でG2もひっそりと結果を残しています。今年の3月に新しいラインナップとなり、当初はあまり結果を残せなかったですがDreamHack Masters Dallas 2019ではRenegades、NRGに勝利しプレイオフ進出、ESL Pro Leageu Season 9 Finalsでは準優勝といった結果を残しました。
8位 - Natus Vincere (Bクラス)





Na'ViはStarSeries & i-League Season 7にて優勝を収めましたが、ESL Pro League Season 9はヨーロッパ予選で敗北し本戦への出場権を獲得できず、5月末以降大会をスキップするという愚かな行為をしました。
幸いな事に、世界最高の選手s1mpleに加え新たな可能性を秘めたBoombl4が結果を残す事ができれば、ランキング上位に食い込む事は可能です。しかし、今後数か月チームメンバーには大きなプレッシャーがかかり、ランキングから落ちる可能性もあるでしょう。
7位 - FaZe (Bクラス)





FaZeは多くの大会で結果を残しているとは言えませんが、それでもプレイオフ進出やBEST4入りといった確かな結果を獲得しています。
リーク通りにcoldzeraが加入し良い戦力を獲得したとしても、FaZeは非常に多くの問題を抱えているように見えます。もし、BLAST Pro Series Los Angeles 2019*でLiquidを破ったとしても彼らは今後急速にランキングから落ちると予想します。
*当記事はBLAST Pro Series Los Angeles 2019開催前の7月12日の記事
6位 - NRG (Aクラス)





NRGは今年に入って一度も決勝進出を果たしておらず、タイトルも獲得していませんが6位にランク付けしました。タイトルは獲得していませんが、国際大会にてBEST4、プレイオフ進出を多く果たしています。
6月にcompLexityより加入したstanislawがIGLとしてどのようにチームを導くかを見る必要があります。
6位 - FURIA (Aクラス)





MIBRが自然とランキングから落ち、今のシーンではブラジルを代表するチームはFURIAでしょう。突然現れたこのチームはDreamHack Masters Dallas 2019ではBEST4、ECS Season 7 Finalsでは準優勝といった結果を残しました。ECS Season 7 Finalsでは決勝でVitalityに敗れたもののAstralisに3度勝利しコミュニティを熱狂させました。
しかし、ESL One Cologne 2019ではあっけない結果に終わってしまい、多くの人が「彼らが結果を残せたのは偶然だろう」と言っていますが、実際に彼らが残した成績は素晴らしいので5位にランク付けしました。
4位 - Astralis (Aランク)





昨年、CSGO史上で最も歴史に残る結果を収めたAstralisですが、BLAST Pro Series Miami、Madridでは優勝を獲得できず、彼ら自身も既に世界1位のチームではない事に気づいていると思います。
現時点ではAstralisは世界1位のチームではなく、ランキング上位からも外れています。数か月前の自分にこうなるといっても恐らく信じてもらえないでしょう。
3位 - ENCE (Sクラス)





DreamHack Masters Dallas 2019で準優勝、BLAST Pro Miami 2019ではAstralisを破り優勝、そして様々な国際大会にて上位入賞を果たしているENCEを3位にランク付けしました。
しかし、ENCEは上位入賞は頻繁に獲得していますが、タイトル獲得が今年に入ってBLAST Pro Miami 2019のみとなっています。また、他のチームに比べ結成して間もない組織である為、ESL Pro LeagueやECSへの本戦に参加する事が難しくタイトル獲得に苦しんでいます。
ESL One Cologne 2019では最下位といった結果になりましたが、Vitalityに負けてしまった為それほどランキングに影響していません。
2位 - Vitality (Sクラス)





スタープレイヤーZywOoが在籍しているVitalityは今年の初めにはそこまで結果を残せていませんでしたが、今では世界で優れたチームの1つとして考えられています。
LiquidやAstralisが参加した大会でも優勝を獲得しており、ESL One Cologne 2019では準優勝を獲得しました。彼らが上位入賞を果たした7つの大会ではトップチームに対し、BO3にて多くの勝利を獲得しており、彼らがどれだけ安定して結果を残せているかを示しています。
1位 - Liquid (Sクラス)





Liquidは今年に入り4つのタイトルを獲得、更には賞金100万ドルのIntel Grand Slamも獲得しました。今では間違いなく世界No1のチームといえます。
私は今年の残り半年どのようにランキングが変わるかを計算して、発表するつもりですがそこに必ずしもLiquidが1位に君臨しているとはまだ考えられません。
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