Chaos Esports Clubに所属するプレイヤーsteelが現在のNAシーンに意見したコメントがコミュニティで話題になっています。
steelは現状のFPL、ESEAのリーグシステムでは「本当にプロになりたいプレイヤーにWeekly、Monthlyのリーグ賞金が回っていない」ことを指摘、Twitterで6つのツイートに渡る長文の意見を投稿しています。
Joshua "steel" Nissanのコメント
「今夜FPLの試合が行われない場合、2試合のみプレイした2人がFPLの10位の賞金である450ドル(約5万円)を獲得します。この場合だと、1週間で1万ドルを簡単に稼げる様になるのではないでしょうか。前回のMDL Season 34は2ヶ月のレギュラーシーズン、1ヵ月のプレイオフ、1ヵ月のオフシーズンを経て賞金総額は36,000ドル(約380万円)でした。つまり、この4ヵ月間でプロを目指すチームに向けて36,000ドルが配布されました。
そして、同じ4ヵ月間の間にFACEITは160,000ドル(約1700万円)をFPLの上位のプレイヤーにそれぞれ配布しました。しかし、その一部はフルタイムのストリーマー、VALORANTをプレイするプレイヤー、CSでプロを目指す、もしくはフルタイムでプレイする意欲のないプレイヤー達に分配されています。
4ヵ月ごとに160,000ドル、2ヵ月に80,000ドル、1ヵ月で40,000ドルの利益があれば、本気でプロを目指すプレイヤーにとってかなりの収益なもので、NAにはより良いシーンが訪れると思います。
FPL(FACEIT)とRank S(ESEA)の戦いはFACEITが勝利しました。Rank Sを覗くとESEA Advancedプレイヤーで溢れかえっています。FACEITがFPLに重きを置きたい場合、ESEAはRank Sの週ごとのイベントで賞金3,000ドルをプレイヤー単位に配布するのではなく、チーム単位に配布する形に変え賞金総額12,000ドルの大会に変更すべきでしょう。個人プレイヤー、PUGから焦点を移し、チームを育成する必要があります。
If no FPL games happen tonight, two people with two games played each are tied for the 10th place $450 prize.— steel (@JoshNissan) July 18, 2020
Surely there's a better way to blast through $10k weekly?
実際に現在のNAのCS:GOシーンは、多くのプレイヤーがVALORANTへ移行、もしくはフルタイムのストリーマーへ移行する事例がよく見られ、隔週、隔月ごとに賞金が配布されるFPL(FACEIT Pro League)、Rank S(ESEAのFPLに近いもの)も上記に当てはまるプレイヤーが多くプレイしているように感じられます。
Liquid、Evil Geniuses、FURIAといったNAのトップチームのみがNAの大会で競い合っている現状ですが、steelが指摘したようにFPL、ESEAでプロを目指す層、アマチュアチーム層に焦点を当てた場合、より活気を持つNAシーンになることが期待されます。
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