NBKのインタビュー、VALORANTがCS:GOへ与える影響、コロナ禍の世界ランキングの意味について

OG CS:GO部門に所属するNBKのインタビューがesports.comより公開されています。

インタビューでは世界ランキング、NAのVALORANTシーン、VALORANTがCS:GOに与える影響について答えています。以下、インタビューより入り部抜粋したコメントを引用します。

多くの人がオンラインで大会が開催される中、世界ランキングを批判しています。世界ランキングに意味はあるでしょうか？

現時点では世界ランキングは無意味ですが、地域ごとのランキングは非常に重要です。EU、NAの地域ランキングではそこの地域のチーム同士が互いに大会で対戦しているため、関連性があります。

しかし、地域を交えてプレイしていないため、FURIA、Natus Vincereのような2チームを単純に比較することはできません。つまり、地域ランキングは理にかなっていますが、世界ランキングはそれほど重要ではありません。

現在のオンラインのシーンはNAとEUで差が開いているように見えます。CS:GOシーンがオフラインへ復帰した場合、地域差は再び埋まるでしょうか？

正直なところ、NAの試合はあまり見ません。私がNAで悲しいと思うことはTier2以下のプレイヤーがVALORANTへの移行を検討していることです。そのため、シーンの未来を創る未来を担うプレイヤーが去っていくのを見ることは残念です。

地域間の差については答えるのが難しいです。もし、EUとNAが対戦した場合、お互いにpingの問題が発生します。そのため、地域によっての基準も異なります。もし、オフラインが戻ってきた場合、通常の世界ランキングに戻ると思いますし、戻ることがシーンにとっても重要なことだと思います。

VALORANTについて言及しましたが、今後CS:GOシーンに更なる影響を与えるでしょうか？

選手の世代交代に影響を与えると思います。VALORANTは次世代を担うプレイヤーを奪うことになるでしょう。特に15歳~18歳までの将来の有望なプレイヤーたち。

しかし、全体的に見てCS:GOの方がまだプレイヤーも多く、ゲーム自体も優れていると思うし、VALORANTが与える影響もTier2のプレイヤーだけだと思いますが、Counter StrikeとVALORANTは完全に同じカテゴリーのゲームではありません。

もう少しでトップレベルに行けるセミプロレベルのプレイヤーを失うことは、シーン全体にとっても痛いことです。

チームの雰囲気はどうですか？

チームの雰囲気は本当に良く、現在も更に良くなっていっています。国際チームのポイントは雰囲気の良さで、全てのピースをまとめるのに時間がかかるため、お互いをよく知る必要があります。

「名前を確認してあいさつをする」だけがお互いを知るレベルではありません。ゲームへのアプローチ、相性を知る必要があります。それは非常に重要で、私たちが実際に行っていることです。オンライン、オフラインは関係ありません。私達がこの地位を獲得できたのは、共に楽しい時間を過ごし、きちんとそれがパフォーマンスに現れたことです。