現在30歳のスウェーデン出身のベテランプレイヤーChristopher "GeT_RiGhT" AlesundがCS:GOプレイヤーとしてのキャリアの一時休止を発表しています。
2003年にキャリアをスタートさせ、CS1.6ではSK Gaming、Fnaticで活躍、CS:GOではNiPとして、10年以上シーンのトップを走り続けたGeT_RiGhTは、CS:GOの競技シーンより休養を発表、今後はDignitas所属のストリーマー&コンテンツクリエイターとして活動します。
配信では、CS:GO以外のゲームも配信するとコメントしており、トレンドのゲームのほか、League of Legends、Call of Duty: Warzone、VALORANTなど様々なタイトルのゲームを配信します。
また、昨年12月には、自身のTwitterでVALORANT移行を示唆するティザームービーを公開しましたが、ティザームービーはコミュニティの注目を集めるためにVALORANTのロゴを動画に加えたと答えており、現時点でVALORANTのプロ移行の予定は無いと述べています。
また、GeT_RiGhTは「引退」という言葉の使用を強く否定しており、HLTVに語ったコメントでは「私は『引退する』とは言いません。また、いつの日か試合に出たいという気持ちが湧いてくるかもしれません。しかし、当分の間は休養を取ります。私の将来については、未来が語ってくれるだろう。」とコメントを残しており、今回の発表は引退ではなく、キャリアの一時休止と説明しています。
以下、HLTVより公開されたインタビュー、DignitasのYouTubeチャンネルより公開されたインタビューから抜粋したコメントを一部引用します。
ストリーマー&コンテンツクリエイターでの移行について
年月が経つにつれ、プロゲーマー以外のことにも興味を持つようになりました。私の親しい人たちは、私がプロ以外の他の多くの事に情熱を注いできたことを知っています。それはシーン全体を発展させることであり、自分の個人的ブランド価値を発展させることでもあります。
私は視聴者のために特定のゲームをプレイするつもりは無く、自分がやりたいと思ったものは何でもやります。
正直言って、(競技シーンからの休養には)大きな安堵感がありました。このような素晴らしい仲間たちと共に一緒にプレイできたことは、私にとって世界の全てであることを意味しています。まだ、自分がこの決定にどう感じているか、今でも答えは出せていませんが、たくさんの安堵、幸せ、悲しみがすべて混ざり合っています。
NiP最盛期から低迷期について
当時、私たちは悪い時期を迎えていました。酷いチームだったとは言いませんが、以前のようなパフォーマンスは出せませんでした。みんなが私たちに疑心を抱いていたし、ちょっと時期の訪れが早すぎたとは思いますが、私はそれを理解しています。
シーンが大きく変わり始め、多くのチームが大会で優勝する機会を得るようになっていました。デンマーク、ポーランドの選手が台頭し始め、Fnaticもその年は本当に良かったし、安定したチームがたくさんありましたが、私たちは下降傾向に陥りました。
(ESL One Cologne 2014について、)あのチーム、あのラインナップの中で最も重要な勝利であり、とても意味のあることと感じました。CS1.6、CS:GOを通して、私がチーム、ゲームに注いてきたハードワーク、献身の全てがこの勝利の為にあったと感じ、だからこそ、ステージ上で涙があふれてしまったのだと思います。
健康面について
私はキャリアを通して、メンタル面の状態など、様々な個人的な問題と戦ってきました。これまで、皆さんがすべてを理解できるような形で、正直に話したことがありませんでした。
2016年の数ヶ月の間、私生活は完全に壊れていました。しかし、まだ競技を続けていたし、世界中を旅しなければいけませんでした。胃の病気で数週間入院して、数ヶ月間自宅も持っていない状態でしたが、やっとアパートを購入することが出来ました。その後は、時間の経過で体調は明らかに良くなりましたが、そこから全てが更に悪化していきました。
Dignitasよりベンチ入りの発表があった際、全てがちょうどいいタイミングだと感じました。その場で、既にプロとしての役割は終わっていたと思います。
もう競技シーンに姿を見せないといった場合、ショックなニュースになりますが、これはショックなニュースではありません。健康状態、ここ数年の体調を考えた場合、これは正しい決断だったと思います。パニック障害、腕、首、頭に問題があるのは仕方がないですが、胃の病気、耳の問題にも広がっていきました。
プレイヤーとしてのキャリアの一時休止について
プロとして地位を確立することが非常に難しかったスウェーデンのシーンから来た男の1人として記憶に残りたいです。基本的に誰も信じてくれなかった夢のために戦ってきたものとして。シーンの最初は、多くの人からプロになるチャンスはないと思われていました。
私はゲームのため、自分のため、ファンのためにすべてをささげた人だということを覚えてほしいと思っています。結局のところ、プロゲーマーに慣れたのはラッキーなだけです。私が何があっても諦めない頑固者だったことを覚えてほしいです。
胃の病気になってた事は知ってたけどそこまで酷かったとはな
返信削除お疲れ様でした
ゲットラさんは配信で適当におしゃべりだけでも普通に稼げそう
返信削除配信に1万人以上集まっててプロからも労いコメントの嵐で感動しました。
返信削除f0restとGeT_RiGhTはCSを見たこともないのに名前を知ってるレベルのプレイヤーでした。
クローン病は聞いていたけど、こんなに山のような健康異常を抱えていたとは・・・。
間違いなくCSのレジェンドだよねこの人は。
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