「Ninjas in Pyjamas」がリブランディングを発表、日本からインスピレーションを受けたチームロゴにアップデート

スウェーデンのeスポーツチーム「Ninjas in Pyjamas（NiP）」がリブランディングを発表、約20年間使用したチームロゴから、"忍"を強調したチームロゴ、チーム理念にアップデートしています。

リブランディングに伴い、チームカラーであった黒、金、白から明るいネオンカラーへ変更、チームロゴは手裏剣のエンブレムから、漢字の"忍"と手裏剣のエンブレムを融合させたよりモダンなチームロゴへアップデートしています。

チームロゴを変更した経緯について、Esports Insiderより公開されたインタビューで「日本の文化から多くのインスピレーションを得ており、その文化を掘り下げることは自然な事でした。視覚的なアイデンティティはスウェーデンの国旗と融合しており、ネオンカラーは東京の美しいネオンライトから影響を受け、原色のネオンイエロー、ネオンブルーはスウェーデンから影響を受けています。これはデジタルタッチを備えた、日本とスウェーデンの真の融合です。」とコメントを残しています。

今回のリブランディングには「1年以上の時間を費やした」と明かしており、発表では日本語で制作された動画、日本語で制作されたリリースが公開されています。以下、リリースから引用した文章を掲載します。

あの伝説的なE-sports組織であるNinjas in Pyjamas(NIP)がブランドの刷新を行うことを発表しました。 創立から20年が経ち、組織の更なる発展、そして世界中の皆を盛り上げ、皆に刺激を与え、皆の絆を深め合えるような・ファンにとって転機となるような体験を創造していくという創立当初の目的の達成にはブランドの再構築が必要不可欠であると判断したためです。

2000年に創立されて以来、 20年間に亘りNIPは多大な影響力を持つプロE-sports組織としてその名を高めてきました。最も著名なのはCounter Strike部門でしょうか。2013年の競技シーンはNIPの独壇場でした。国際的な組織に成長した今日では、チームも4部門に拡大されました：CS:GO、Rainbow Six、Valorant、FIFAの4部門です。

今回のブランドの刷新ではロゴのビジュアルも大きく変わります。しかし以前の、現代風なデザインにした手裏剣（忍者が使用していた武器）とNIPのチームカラー（黒・金・白）から成るロゴが新しくなるというだけではありません。伝統的な日本古来の紋章とカタカナ（日本の文字の一種）から着想を得た、趣深く且つワクワクするような背景秘話も同時に楽しんで頂けると思います。

「NIPで働く社員や選手達にとって、“忍者”であることは特別なことなのです。ただのブランドではありません。世界中のファンやパートナーに記憶に残るような経験を届けるため、そのことを意識し案を完成させていきました。我々“忍者”は団結し、規律を守り、冷静さを保ち、皆に刺激を与えることに尽力します。忍者の一員には誰でもなることができます。だからこそ誰でも慣れ親しめるような物を作り出すことが重要だと我々は考えました。」とNIPのCEO、Hicham Chahine氏は語ります

更に、「今回のブランドの刷新が可能な限り良いものになるよう、NIPは1年以上もの時間をかけて取り組んできていた」ともChahine氏は語ります。e-コマース、そしてこれから広まることになるであろうデザインや誕生秘話の作成のために複数の仲介業者を介して調査・洞察し、多大な労力を掛けてきました。案を出し合い考え抜かれた結果、ロゴにも深い意味合いが練りこまれているのです。

「新ロゴにはとても満足しています。アイデンティティという意味でも大きな一歩になると思います。手裏剣の中に“忍”という字を入れています。これは“忍者”という単語の1文字目で、自我と自分の心を刀に乗せるという意味があります。このように複雑で凝った設定があることでファンの皆がさらに満足してくれると信じています。」とNIPのブランドマネージャーであるWilliam Bui氏は言います。

NIPを応援してくれているファンの皆様。今回のブランド刷新では、服やその他の製品に新たな商品も追加されます。忍者としての感覚や価値を実感できるデザインとなっています。超現代的で大迫力且つミステリアスなブランド感を醸し出すため、“東京流れ者”や暖簾から着想を得た上で、新チームカラーはネオン・黄・黒・グレーとなりました。更に皆様の要望に応え、より迅速に・より正確に・よりわかりやすく使用できるデジタルプラットフォームの作成も既に完了し、お披露目の準備は整っています。

20年間、Ninjas in Pyjamasは成長を続けながら歴史を刻んできました。そしてこれからもその歩みが止まることはないでしょう。